乗り物酔いの症状|原因|対策 

身体

「乗り物酔い」はツラいですよね。私が初めて経験したのは小学生時代の遠足で、その後も症状は軽くはなりましたが、自身が運転をする時まで酔い続けました。

そこで私がとった対策と今だからできるアドバイスを含め、現在進行形で悩まれている方の手助けになれれば幸いです。

結論から言えば、乗り物酔いは克服できます。多少気分が悪くなることはありますが、吐いたりすることはなくなると思います。まとめに記載しますが「慣れ」が一番の特効薬です。

乗り物酔いの原因

平衡器官の乱れ

乗り物に乗っているという事は移動しているという事です。ですが本人は移動はしておらず、立っているか・座っているか・横になっています。 この日常ではありえない感覚が平衡器官を乱れさせていきます。

脳が疲れている場合

主に睡眠不足・空腹時などが挙げられます。寝起きから元気な人はいないと思いますが、それは脳が起きていないためです。ですので、早寝・早起きをして万全の体調で出発しましょう。

トラウマ

一度でも乗り物酔いを経験してしまうと、「また酔うのではないか?」という不安が大きくなります。自己暗示の傾向もあり、酔ったらどうしようと考えていると本当に酔ってしまいます。 酔った時の環境、①音 ②匂い などがきっかけで起こる場合もあります。 私はバスの排気ガスの匂いで、乗る前から気分が悪くなっていました。

ちなみに病気ではありません。風邪をひいて熱が出るのは、熱で菌をやっつけるのと同じで、平衡器官が攻撃
を受けているので、一度休みなさいと警告を出しているのです。

症状

個人差はもちろんありますが、一般的に顔色が悪くなる・頭痛・めまい・生唾がでてくるなどかなりきつい症状です。 これが警告なので、このまま放置していくと吐いてしまいます。

対策

一概に乗り物酔いといっても乗り物もたくさんあります。車・バス・飛行機・船など。圧倒的に多いのは車とバスだと思います。これの理由は、ずばりスペースが狭いためです。 原因のところで述べましたが、目(景色)・鼻(匂い)が酔いの状態を悪化させます。前後が狭く身動きが取りづらい事やたばこ・食べ物の匂いがストレスになります。 以下、乗り物・薬・禁止行動と分類で分けて考察します。

車・バス

新鮮な空気を取り入れるために、窓が開けられる場所とする。また前方の景色が見るところに陣取ることです。景色が見えるという事は、カーブなどでどちらに曲がるかが事前にわかることが重要です。平衡器官にあまり刺激を与えない方法として、遠心力に対応することが大切です。

これは自分で運転するようになると、ほとんどの人が酔わなくなるのに直結しています。例えば右折するとき運転手はハンドルを右に回しながら重心も右に傾けています。これで体が揺れなくなり、平衡器官への刺激を和らげているからです。 まぁ私は自分で運転してても山道でたまに気分悪くなりますが…。

飛行機・船

普段から乗り慣れていない、飛行機・船はなかなか対策が難しいですが車・バスに比べれば重い症状は出ない方が多いと思います。

飛行機は上昇・下降から着陸(加速・減速)は振動・音がうるさいですが、高度が定まれば道路のような揺れは起こりません。ただし、気圧の変化・乱気流に巻き込まれた時の揺れはあります。

船は観光船や移動に使われると思いますが、これは甲板に出てしまうことでほぼ酔いに悩まされることはないと思います。

薬を飲む

基本的に平衡器官を鈍感にする効果があります。私は薬剤師ではないので細かな解説はできませんが、眠ってしまえば酔いを回避できますし、興奮することで酔いを紛らわすことができます。 また、薬を飲んだから大丈夫と安心できる事も効果の一つです。

禁止行動

個人差はありますが、ゲーム・読書はお勧めできません。気がまぎれるという方もいると思いますが、画面内で動くキャラクターを目で追う事や、揺れている中で文字を読むという事は平衡器官に大きな刺激を与えることになり酔いを助長することにつながります。

普段からよく運動をする

これは揺れに対して、体を慣らすことが大きな目的です。普段運動をしないと揺れに対して平衡器官が敏感になってしまうためです。 ラジオ体操・マラソンなどなんでもいいし、短時間でも構わないので積極的に体を動かすことで平衡器官も鍛えるができます。

酔ってしまった場合

それでも酔ってしまった場合は、横になって頭を動かさなくして、体を締め付けているようなベルト等を緩めて新鮮な空気を吸えるようにしてください。 それでも我慢できない場合は、乗り物から降りるしかありません。

まとめ

リード文でも記載しましたが、実は「慣れ」が一番の特効薬です。 経験ないですか?遠足で片道2時間バスで移動して酔ってしまったが、帰りは酔わなかった事。 これも慣れです。 電車通勤で酔ってしまう方も、1週間乗っていたらほぼ酔わなくなると思います。 この帰りは酔わない・慣れれば酔わないという事がインプットされると、改善に大きく影響してくると思います。

普段から体を動かす・薬を飲む・座席に注意する・体を締め付ける衣類等は避ける。まずここから始めてみてください!!

最後までお付き合いいただいてありがとうございました。


コメント