過敏性腸症候群(下痢型)の対策 小・中・高校生編

身体

過敏性腸症候群(下痢型)の対策 学生編

10人に1人の割合で該当するのが過敏性腸症候群です。かなりの人数が該当しますが、これには潜在的な数値も入っています。

私は小学生の頃、普通にお腹が痛くなりトイレに行きたくなりましたが小学生が大のトイレに入ることは、下手をすると転校レベルになる可能性があると思い、何とか我慢しました。 この時に「学校で便意をもようしたらまずい」という思いが症状の始まりでした。

ここでは、「学生編」として私が実行してきた事を紹介します。 学校をさぼる事を助長しているかの表現もありますが、本件の悩みは切実で、学校をさぼることなど比べるに値しません。 実際に悩んでいる方にはわかっていただけると思います。大げさではなく生きていくための立ち回りです。 症状が軽い方には理解しがたい内容も含まれますが、ご了承願います。

あくまでも私の実践してきた事なので、実行は自己責任でお願いします。

小・中学校での立ち回り

朝食抜き

当たり前ですが朝食は食べません。朝食は体の様々な機関を目覚めさせる事で重要なことは承知していますが、食べること⇒排泄につながるので、一切食べませんでした。 給食は少し食べて、牛乳は親から先生に理由を説明してもらい飲みませんでした。 私は、朝食抜きで体調を崩すことはありませんでした。

早退もやむなし

便意が来たら早退していました。 学校ではトイレに行けない、となれば帰るしかありません。前述しましたが学校で大をしたら、いじめに発展する時代でしたので。 早退しても家で勉強すれば問題ありません。苦しんで授業を受けるくらいなら帰りましょう。

便意を感じてから帰るのでは間に合わないのでは?と思われますが目的は学校以外でトイレを確保することです。また、この病は精神的なことなので帰れるとなったときに便意は薄れていきます。 帰り道には、公園・駅・スーパーなどのトイレを存分に活用してください。

「便意が来たら帰ればいいや」という気持ちがあるだけで、症状が出にくくなるはずです。

学校で済ますチャンスを利用する

授業中に手を挙げて「先生、トイレ」はやめましょう。 数年に1回なら構いませんが、私たちは毎日なのですから。 なので授業が終わったら、先生に「具合が悪く保健室で休みたいので、次の授業は欠席します」とする。 その後、授業中の時間にトイレを済ませます。 午前中の場合はそのまま早退します。

授業中にどうしても我慢できない場合は、「先生、トイレ」ではなく「先生、保健室行ってきます」にしましょう。 ほかの生徒に「こいつ、大だな」と思わせないことが重要です。 その後は上記と同じです。

学校へ行かない

最悪これです。 が、人生において最悪の選択肢ではありません。 苦しんで義務教育を受けるくらいならば、自宅で勉強すればいいのです。ただし、親・学校に正直に話はしましょう。 学校に行かずゲームばっかりしていてはダメですよ。しっかり勉強して進学しましょう。

高校時代の立ち回り

高校選定

通常、高校を選択する際の重要項目は、自分に合っているか(学業・スポーツ・芸術)ですが、私は通学時間・手段が最優先項目としました。絶対条件としてプールが無いこと。 この病気なので選択肢を増やすために勉強を頑張り、通学範囲のほとんどの高校に進学できるレベルをキープしていました。

通学手段は、①自転車のみ ②自転車+電車2駅未満 としました。 ②の駅間は10分以内です。実際の時間でシミュレーションを行い、結果的に①となりました。

①で通える高校は少なかったですが、勉強していたせいで受験事態は余裕でした。

高校在学中

基本的には小中学生時代と同じです。 しかし高校生ともなると授業時間にトイレでたばこを吸ってる奴らが居る場合もあるため、教員トイレ・体育館トイレ・特殊クラス(音楽室・視聴覚室など)近辺のトイレを選択します。

アルバイト

高校生になるとアルバイトをしたくなります。 高校生なので資格等もありませんので単純作業が多くなります。 ここで気を付けるのは流れ作業は絶対にNGです。 当たり前ですが自由にトイレに行けないので。私のお勧めは大型スーパーの品出し又はバックヤードでの作業です。トイレは豊富にありますし、流れ作業的な仕事はありません。

まとめ

私は現在サラリーマンをしていますが、この病の理屈は理解していますが治っていません。 今回一番つらい思いをした学生時代に焦点を合わせて記事にしてみました。

今思えば、あんなつらい思いをするくらいなら不登校でもよかったなぁと思っています。小中学生時代は周りも未熟なので心無い言葉を掛けられたりすることで、トラウマになることも十分考えられます。

もし、お子様が悩まれていたら「学校なんて行かなくていい」と言ってあげてください。なった人にしかわからないですが本当につらいのです。 その一言で気持ちがものすごく楽になります。

最後までお付き合いいただきありがとうございました。

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