腰痛は大きく分けて二つに分類されます。ぎっくり腰を代表とする急性型、日々の生活習慣からくる慢性型。私は両方とも経験しており、現在進行形で腰痛に悩まされています。ここでは、急性型に対しては回復を早める行動、慢性型については回復を早める行動と共に、症状を抑え腰痛とうまく付き合っていく方法を自身の体験からご紹介いたします。
急性型(ぎっくり腰)
急激な痛み、動けない
きっかけは様々です。大多数の方のイメージでは中腰で荷物を持ち上げた時だと思います。もちろんそういう場合もありますが、洗顔しようとした時・転んだ時・寝返りを打った時など様々なシチュレーションで発症します。私はくしゃみで発症したことがあります。 いずれかをきっかけに短時間で痛みが強くなり次第に歩くことも困難な状態になってきます。
初期対応
ぎっくり腰だと自己判断するのは危険です。まずは一度病院に行くことをお勧めします。特に手足のしびれ等がある場合は、必ず行きましょう。後悔先に立たずです。ぎっくり腰だと判明したら次の項目へ。
実は動いたほうがいい
強烈な痛みなので横になって安静にすることが一番だと思えますが、実はこれが一番回復を遅れさせます。とある学術誌によると、一番効果がある行動はいつも通りの行動をすることが早期回復につながったという記録があります。 ただし、通勤・通学に満員電車に揺られたり長時間歩くことは2次災害にもつながりますので、私のお勧めは家の中で体を動かすことをお勧めします。
痛み止め・コルセットの使用
痛みが強い場合は、病院で痛み止めの注射・薬をいただき服用することも有効です。コルセットも一日中つけることはお勧めしませんが、歩くときなど痛みが軽減するので必要であれば装着しましょう。
慢性型
原因
日常正確に端を発していることがほとんどです。 同じ姿勢でいることが多い・運動不足・肥満・力仕事をしているなど。私は力仕事がきっかけで腰痛持ちとなりました。
常に鈍痛がある
慢性型は、常に腰が重く同じ姿勢を続けたり、ちょっとした運動で痛みが強くなります。 慢性型の方は、寝起きが一番つらいと思います。寝ているときはほとんど動かず同じような姿勢をしているためです。また、寝ながらくしゃみをするのは危険なので、くしゃみをする際は体を丸めてするようにしましょう。
日常での対策
定期的なマッサージ・鍼灸
疲れがたまってきたな~と感じた場合に利用しています。私は週末にマッサージと針治療をしています。筋肉がほぐれ腰が軽くなり楽になります。治ったわけではないので無理はできませんが、休日を楽しめます。会社帰りに通える場所を見つけておくといいと思います。通うことで施術してくれる方にアドバイス等もらって、日常生活で腰に負担をかけないような行動を取る様に心がけましょう。
自宅で出来る対策
マットレスの利用:半信半疑だったので安物を購入しましたが、体感できるほど寝起きが楽になりました。今では少しグレードのいいものを使用しています。購入経験がない人は試すのもあり。
低周波治療器:一家に一台という事で購入して使用しています。効果はあまり感じませんが、悪い方向には進まないだろうと思い使用中。
ストレッチ:腰を伸ばす・体をひねるなどの運動
保温:保温毛布・腹巻・貼るカイロ等で冷えの予防をする
羽根布団:寝ていると時に腰に負担をかけないように軽い布団を選択する
長引く場合はきちんと検査しましょう
血液・レントゲン・MRI・CT等で検査してもらいましょう。 よく聞く病名に椎間板ヘルニアがありますが、腰にも様々な病気があります。 いわゆる筋肉が固まるコリであれば、安心というか対策の使用もありますが、腰痛といえど命に係わる病気の場合もありますので馬鹿にしない事が重要です。
そのため整形外科専門ではなく、総合病院を受診することを強くお勧めします。
まとめ
腰痛持ち・ぎっくり腰×3回の経験から、両方に効果があるのは体を鍛えることです。 人間は二足歩行をしていますがこれは腰に大きな負担をかけています。それを筋肉で支えることができれば腰への負担を軽減し、痛みが出ても回復までの時間短縮になります。 コルセットが有効なのは、筋肉の補助をしてくれているためです。
完全に治すことは難しいですが、適度な運動は腰痛に限らず自己免疫力を高めることにもつながるため、長く健康を維持するために、今からでも遅くはないと思います。 まずは散歩からも始めてみましょう。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
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